PCR検査 保険適応
コロナウイルス検査に対して
PCR検査が保険適応になったとニュースになりましたね。
そもそもPCR検査って?
PCR検査とは、ウイルスの遺伝子を検出するための検査です。
少ないウイルス量でも検出できるといわれていて、検出力の高い検査方法。
コロナウイルスが、口蓋垂(いわゆる喉ちんこ)の両サイド周囲の喉や、鼻腔、痰にウイルスが存在しているときに、喉をスワブっていうもので拭ったり痰を検査します。
でも、100%万能ではないんです。
専門的になりますけど、
検査には、感度と特異度というのがあります。
感度とは、
その疾患を持つ人が検査を行った場合に陽性となる頻度。この場合、本当にコロナ陽性の人を検査をしたときに「陽性」と正しく判定する割合です。
特異度とは、
その疾患を持たない人が検査を行った場合に陰性となる頻度。です。なので、コロナ陰性の人を「陰性」と正しく判定するということです。
初回検査で陰性と出たけど、それでも症状や、濃厚接触してるとか、疑わしいなというときに、2、3回と検査をすると陽性であったというのをニュースで見た方、聞いた方もいるかもしれません。
ですけど、コロナウイルスっぽくない人
臨床症状的に一般の風邪を疑うような人にもPCR検査をすると、
先ほどの感度と、特異度の関係からも、本当は陰性なのに、
陽性と検出してしまったり、偽陽性をなってしまったり。その逆も。
かえって混乱を招いてしまうかもしれないですよね。
なので、厚労省は受診の目安を
1. 風邪の症状や37・5度以上の発熱が
4日以上続く
2. 強いだるさや息苦しさがある。
として、PCR検査も、こういう場合に検査をすると指標を出しました。
緊急事態宣言が遅すぎるとか、いわれていますが、そういうのよりは、より噛み砕いた説明をうんと、わかりやすく私たちに説明してくれたほうがいいなと思いました。